弁護士の仕事とは:ホームズの光市母子殺害事件☆ホームズで弁護士の仕事とはを解説!



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2006年03月15日

弁護士の仕事とは1

山口県光市で起きた母子殺人事件で
殺人罪などに問われた
当時18歳の被告(現24歳)の上告審弁論が14日、
最高裁第三小法廷で予定されていましたが、
弁護人が出廷せず弁論が開かれなかったという。  


この事件は平成11年4月に起きました。

本村洋さんの妻弥生さんと
生後11ヶ月の夕夏ちゃんが相次いで殺害されました。
犯人は当時18歳の少年。

 少年は本村さん宅に乱暴目的で侵入。
弥生さんに襲い掛かります。
必死で抵抗する弥生さんを首を絞め殺害。
そしてその後
この悪魔は遺体を陵辱しとのです。

 さらに、母親にすがり
泣き出していた夕夏ちゃんを床にたたきつけました。
それでも母に取りすがろうと泣いていた夕夏ちゃんを
ひもで首を絞めて殺害。

・・・

この文をつづっているこの時も、
胸が切り裂かれ、涙がにじんできます。

どんなにか痛かったでしょう・・・

・・・母親に助けを求めて
おそらく絶叫しただろう夕夏ちゃんの
姿を想像すると涙が止まらない。  


ご主人や
残されたご遺族の苦しみは
まさに地獄のそれであったと思う。

 「男は過去に生きるロマンチスト」と前に書いたが、
この過去は奥さんやお子さんとの楽しい思い出を
一瞬にして消し去る地獄の責め苦でしかありません。

 しかも、かれらは最愛の家族を奪われたばかりか、
少年法という法律にさらにさいなまれるるのです。

二重三重に苦しみ、
のたうちまわりながら、
それでもこの法律の不条理さを
世に知らしめようと頑張ってきたのは、
亡くなられたお二人の無念を
少しでも晴らしたいとの一心であったでしょう。

 「法は時として無情である。」

 しかし、
もしも法があまりにも
被害者や遺族の心情を無視したものだったら、
法治は成り立たないと僕は思います。

 「法が裁けないなら、私が裁く。」

・・かつて洋さんが語った言葉です。  

元少年は、拘置中知人に宛てた手紙で
洋さんを中傷するようなことを平気で書いており、
とうてい反省しているなどとは思えない。
(その後キリスト教の教えに関心を示したようだが、
自己保身ではないと証明できるような言動は伝えられていない。)  

これで極刑の判決がなされないなら、
あまりに国民感情と離れているでしょう。


しかし、一審二審とも無期懲役。

 今回検察の上告で、
弁論が開かれるということは、
もしかすると
一、二審の無期が見直される可能性があった
ということだそうで、
ようやく法律が
まっとうな一般市民の方を向いたかと期待させたのだが・・・  


「弁護士研修会のための
リハーサルのため裁判を欠席します。」、

普通の人なら机蹴飛ばして暴れだすよね。

 どうやらこの弁護士、
死刑廃止論者の強面らしいが、
己の思想と売名のみを優先させ、
人間の心や良心を無くしているようにみえる。


 本村さん、
奥さん、夕夏ちゃんはこの日また
殺害されたのだ、と考えるのは僕だけではないと思う。

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1. 山口母子殺害事件、6月20日に最高裁判決  [ zara's voice recorder ]   2006年05月25日 06:29
山口母子殺害事件、6月20日に最高裁判決 山口県光市の会社員本村洋さん(30)方で99年4月、妻(当時23)と長女(同11カ月)が殺害された事件で、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は23日、殺人罪などに問われた当時少年の男性被告(25)の上告審判決を6月...

この記事へのコメント

1. Posted by 葉山晶一   2006年06月21日 02:51
本村さんはもとより、この事件から社会は、そして私たちは何を学ぶか?大きな課題を与えられた気がします。
本村さんの長い闘いがまた始まりましたね・・・
2. Posted by ホームズ   2006年06月22日 01:54
葉山さま、こんにちわ。

最高裁がなぜ自判しないのかと問うた時だけ、本村さんの会見での表情が険しくなりました。
本当に、どれだけ被害者の苦しみが続くのか、長すぎる裁判は有効なのか、いろいろ考えました。
3. Posted by 南風   2007年05月24日 10:49
今日、差し戻し審が有りますが、この国で正義が存在するのか否か問われると思います。死刑廃止云々言う人がいますが終身刑が無い以上、そして何より犠牲者の苦しみを考えるとあって然るべき。
なぜ、被告の人権ばかり尊重されるのか
・・・冤罪なら別ですが今回の場合はそれは無いでしょう。其れにも拘らず無期やら、傷害致死?ふざけるな!似非人絹屋!!、己の売名だろ!結局。
今回死刑以外の判決なら、日本の将来が危ぶまれますよ!
4. Posted by ホームズ   2007年05月30日 00:06
南風さま、こんにちわ。
最近更新できず、ご返事も遅れたことすみません。

南風さまのおっしゃるとおりだと思います。今回の弁護側の傷害致死という主張には全く同意できず、多くの国民も反発を感じていると思います。
何より、麻原裁判もそうですが、弁護士という仕事への疑念や不信を抱かせた彼らの行為を危惧します。

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