ボクシング 亀田の考察２
ホームズ、今日の「とっておき話」の
ホームセンターからは・・・
（明日から仕事で、外に出ますので、しば
らく更新できません。盆の休みも重なり
ますので、しばしお休みするかもしれま
せん。話題のネタを集めて、再び更新す
る予定です。みなさまも、良きお仕事、
良きお休みを・・）
昨日の朝日の件で、一日ずれましたが・・。
亀田選手のボクシング世界タイトルマッチ、判定
への反発現象について
（おとといの記事から継続しています）
・・・
２番目に、「作り上げたストーリー」の中の過激な
「演出」への反発です。
モハメド・アリがまだカシアス・クレイといってい
た頃、ソニー・リストンと世界タイトルマッチを行
うのですが、計量のとき、アリは興奮状態に陥り、
例の“Float like a butterfly,
sting like a bee”
（俺は蝶のように舞い蜂のように刺す）と叫びます。
計量にリストンが姿を見せると、興奮は更にまし、
「お前は熊だ。お前をやっつける、このうすのろ、
うすのろ」と絶叫したそうです。リストンは余裕で
相手にしなかったのですが、結果は、６回でアリの
圧勝。
ボクシングは「相手を殴り倒していくら」のスポー
ツですから、異常な興奮状態になることはやむをえ
ないのでしょう。しかし、今回の調印式といい、亀
田選手の「挑発」は作られている過剰な「演出」
に見えてしまうので、すごく見苦しいと感じます。
それでも、心理作戦を練った上での「演出」なら、
まだいいのでしょうが・・・
計量時に、ランダエタ選手から子供用おむつ（これ
は受けた、相手が駆け引きでも一枚も二枚も上だと
思いました。）を渡されて逆切れしてしまったので
は、むしろ相手を心理的に優位にしてしまったこ
とでしょう。（亀田のは、単なるチンピラの下品な
言いがかりにしか見えなかったもの）
参考記事２
>
敗者は、まるで勝者のように冗舌だった。ＷＢＡ世
界ライトフライ級２位の亀田興毅（１９＝協栄）に
２−１の微妙な判定で敗れた同級１位ファン・ラン
ダエタ（２７＝ベネズエラ）は「亀田はいい点はな
いボクサー。私が思うに弱いボクサー。これからい
ろいろと学ばなければいけない。単なる子供だった」
と苦笑い交じりで言い切った。真の王者が誰であ
るかを誇っているかのようだった。
(中略）
技術はもちろん、精神面でも亀田を上回った。前日
計量では紙おむつとおしゃぶりを手渡し、亀田本人
や陣営を激怒させた。「彼はおむつを手ではねのけ
た。だが、彼には本当のおむつが必要だったと思い
ますよ」。まるで子供を諭す教師のような物言いだ
った。
判定内容に不満はあるが、「ＷＢＡに抗議はしない。
判定がおかしかったのは会場にいた皆さんが一番よ
く知っている」と冷静に話した。「亀田は私と再戦
をしたくはないでしょうし」。敗者は最後まで王者
のように振る舞った。
日刊スポーツ【菅家大輔】
3日10時46分
>
僕たちは、亀田選手に、こんなチャンピオンになっ
てほしいのじゃないですかね。
・・・
３番目の「反発」要因はＴＢＳに向けてのもの。
参考記事３
>
亀田戦、瞬間視聴率５２・９％…
ＴＢＳに抗議電話殺到
２日夜、ＴＢＳ系で中継された世界ボクシング協会
（ＷＢＡ）ライトフライ級王座決定戦の平均視聴率
（関東地区）が４２・４％だったことが３日、ビデ
オリサーチの調べでわかった。
亀田興毅選手が判定勝ちを決める直前と直後の２回、
瞬間最高視聴率（同）の５２・９％を記録。また、
亀田選手の地元・関西地区の平均視聴率は４２・９
％だった。
ボクシング中継では、現在の調査方式に変わった
１９７７年以降、７８年のＷＢＡ世界Ｊフライ級タ
イトルマッチ「具志堅用高対ハイメ・リオス」の
４３・２％に次ぐ歴代２位の高視聴率となった。
また、試合開始直後からＴＢＳに問い合わせや抗議
など数百件の電話が殺到した。大半が「公正さに欠
ける」「亀田選手の負けではないか」など、判定に
対する抗議だった。
（読売新聞） - 8月3日
>
だいたい、７時３０分から番組組んで、一体試合は
いつからやるんだよ〜という引っ張り方でしたね。
タイトルマッチの前に、歴史ある日本レコード大賞
を、大晦日から前日に前倒しするという発表があっ
たのも火に油という感じです。もっとも公式なコメ
ントは、「紅白」との出演重複や年越しライブを理
由に辞退歌手が続出し、視聴率の低迷となっている
ことの打開ということなのですが。
でも、本音は視聴率の取れる亀田戦を優先させた
いという思惑だったのではという声が消えません。
そもそもニュース関連でのＴＢＳは「死んでいる」
わけで、こうしたスポーツイベント（フジの
「PRIDE」が撤退した今、「Ｋ−１」が独壇場）で
視聴率を稼ぐのは至上命令でしょうからね。
ならもっと横浜ベイスターズも大切にしろよと言い
たいのですけど。
だから、今回のタイトルマッチの行方は一番ハラハ
ラどきどきだったでしょう、きっと。
まあ、勝ったことで、防衛戦を大晦日に大々的にや
るのでしょうけど。
>
大みそか東京ドーム初防衛戦も
注目の次戦の会場候補に東京ドームが浮上している
ことが分かった。大みそかに初防衛戦かＷＢＣとの
統一戦を予定している興毅だが、中継予定のＴＢＳ
テレビに近い関係者は「両国国技館、有明コロシア
ム、横浜アリーナと大きな会場はすべて制覇した。
より大きな会場でやりたい考えはある」と話した。
東京ドームでの試合が実現すれば、ボクシングでは
元統一世界ヘビー級王者のマイク・タイソン（米国）
以来で、日本人では初の快挙。ＴＢＳはすでに大み
そか恒例の「輝く！日本レコード大賞」の放送を
１２月３０日に繰り上げることを発表。興毅の防衛
戦は、大みそか格闘イベントの目玉になりそうだ。
スポニチ ３日 ６時
>
東京ドームははしゃぎすぎでしょう。今回の試合み
たいになったら、「暴動」起きるよ、きっと。
そこに亀田興毅を育てようという配慮は当然見ら
れませんな。
・・・
結果として、亀田クンには厳しいものとなった試合
でした。でも、今回この試合やその前後の言動を通
して僕自身は、彼にすごく関心はもちました。
○子供向けの安いシートを確保するという考えに
は自身の決して金銭的には恵まれなかった子供時
代が反映されているのか、とても感心した。もっ
ともこうしたプロモートは日本ボクシング協会の
仕事だと思うのだが。
○渡嘉敷さんが、「親父が出すぎ」と批判していた
が、プロのことは素人が口出しするな、という意
味なら傲慢である。親の教えを忠実に実践し、二
人三脚で歩む姿は、かつての「巨人の星」のスポ
根ものを見ているようで、僕には共感できた。
（でも、今回の試合の結果で、うれし泣きしては
いけないかなぁ。「親父、ベルトは次回に持ち越
したぜ。」と、今回の結果を返上したらすごい格
好いいけど、また親父さんもファンの声に真摯に
耳を傾ける姿勢はほしいが。・・・）
○かつて、試合前の国歌斉唱でシャドーをやってい
た選手に比べて、亀田選手はきちんと国家を歌
っていた。意外な思いがしたが、日本を代表し
ているという心意気を感じた。
○試合後翌日のＴＶ生出演を見たが、「緊張でガチ
ガチで、特に１ラウンドは動けなかった。」と素
直に認めていた。あの、生意気一杯のがガキンチ
ョは、やはり生身の１０代だったんですね。初め
て親近感を覚えました。
「もっともっと強くなる」と色紙に書いている言
葉も、慢心しないで練習を積むという向上心が感
じられた。
○何より、ボクシングの技術以外の面では批判して
いた具志堅さんも、亀田選手の素質は認めている
ように、決して凡庸な選手ではないと思う。
ボクシングをなめてはいけないことを今回学べば
グレードアップが期待できる選手である。
練習が好きだというのもいい。
結果です。
亀田興毅選手には、もっと強くなること。ボクシン
グという格闘技はそれしかない。
対戦相手を必要以上に挑発するなど、試合以外での
余計なパフォーマンスはいらないし、本当に強いと
いう自信があるならなおさら。スポーツに「礼」を
重んじる日本人には、君の態度は受け入れられない
よ、きっと。
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この記事へのコメント
弱い犬ほどよく吠える。っていうことじゃないですか？
強がっているけど、この家族みんな芯のところではとても気が小さいのかも。
サングラスしないと公に出れないってことでもちょっとね。。
そこを克服できたら、いらんパフォーマンスで飾らなくても、メンチきらなくても素で出てこれるかも。
芯の強さをつけてがんばって欲しいです。
（お父さんとやくさんのバトルがあったそうですね。見逃してしまって残念＾＾）
ちょっと留守して遅れました。
ま、亀田君にはとにかく頑張って
真の王者にふさわしいプロボクサー
になってね、という感じです。
