のだめ、現実の生活は・・・
ホームズ、今日の「とっておき話」の
ホームセンターからは・・・
のだめの話題は日曜日フジの「スタメン」でも取りあげていました。洗足学園音大の学生さんを紹介し今時の「芸術家の卵たち」を取材していました。
今時の大学生がゲームやノートPCを片手にするところを、彼らは楽器に持ち替えているだけで、素顔はごく普通の若者でしたね。
ただ卒業後の進路となると、皆さん、なかなか厳しいモノがあるようでした。
こちらの記事もそうした若者を紹介しています。
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「のだめ」で注目集める音大生の現実…
学費&職探し、苦労の二重奏
音楽大学が舞台の人気コミックを基にした連続テレビドラマ「のだめカンタービレ」(フジテレビ系)が高視聴率を稼いでいる。「音大生は裕福で上品」といったステレオタイプを壊すお話が大受けだが、若手の人気音楽家らは「学費や職探しなどで苦労は多い」と打ち明ける。現実は甘くはないようだ。
11月にCD「ドルチェ・リナ」でデビューしたバイオリン奏者、松田理奈さん。桐朋学園大に2年在学した後、返還義務のない奨学金を得て、ドイツのニュルンベルク音楽大に編入した。「親の組んでくれた学費ローンが2年分しかなかったから」と笑って振り返る。大学時代、学科ではなく専門教育のための付属コースを選んだのも「学科より学費が安いし、2年通ったら留学すると決めていたので」。
2007(平成19)年度の入試要項によると、桐朋学園大音楽学科の4年間の納入金額は約810万円で、国立音大や武蔵野音大なども同程度。大学の楽器の使用料や受講料が追加されることもある。楽器を購入するとなれば上限はないも同然だ。
“投資”は幼少から始まる。桐朋学園大生のチェロ奏者、新倉瞳さんの場合、誕生日にチェロを買ってもらって8歳で始めた。著名なチェロ奏者に師事して学び、今夏、初のCD「鳥の歌」を発表した。
人気バイオリン奏者の高嶋ちさ子さんも「子供のころから一生懸命取り組んで、費やすお金は医学部並み。でも将来の保証は何もない」と話す。大学を卒業後、米エール大に留学した。「食べていける保証があったら日本にいた」と明かす。
「音大を卒業しても仕事がない状況」に着目した高嶋さんは、若手演奏家を対象にオーディションを実施した。約100人の応募者から選んだ女性たちと「高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト」を結成。メンバーは生活のため、結婚式での演奏などアルバイトもしている。
かつて空席の多いコンサートを体験した高嶋さんは悩んだ末に「みんなが知っている曲を演奏する道」を選んだ。今ではホールは満席。「上達さえすればソリストとしてやっていけるわけではない。お客さまに楽しんでもらう努力をしなくては」
米国では、ドレスの選び方、ちらしの作り方など、公演を成功させるコツを教える大学が多いという。エール大では、構内にあるホールで学生がコンサートを開き、卒業試験として集客の成果も評価の対象になった。高嶋さんは「日本の音大生の考えは甘いのでは。お客さまを喜ばせる重要さを身をもって感じてほしい」と話している。
12/10 Iza!
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お医者の場合、高い授業料をクリアして、医学部を卒業し国家試験を通れば、まがりなりにも医者としての生活が保証される可能性はきわめて高い。対して音楽の場合、プロとして音楽家で生活していく道は果てしなく遠いのが現実のようです。
日本のコンサートの曲目を見ると、ごった煮(失礼!)的な印象がしていましたが、会場を埋める窮余の策なのですね。
東京の石原知事は若い芸術家を支援するため、いろいろな方策を尽くしていますが、他の政治家も、そして国民も、まずは関心を持ち、もっと「文化」や「芸術」の育成に参画すべきだと思います。
小泉前首相が大のクラシック、オペラファンであったことを、マスコミが冷ややかに批判の対象としていましたが、特にヨーロッパの指導者たちが政治をはなれた場でどういう話題を好むか、すこしは勉強した方がいいと
思う。おそらく「天気、野球、ゴルフ」以外の話題を共に語れる日本の指導者の出現を心から歓迎したと思いますよ。