サンデーモーニング、ウォッチング:ホームズの対中国☆ホームズでサンデーモーニング、ウォッチングを解説!



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2010年11月08日

サンデーモーニング、ウォッチング


探偵ホームズ、今日の「とっておき話」の
ホームセンターからは・・・

11月7日、ビデオ流出を受けてのサンデーモーニング
関口氏の誇るゲストのコメントをまとめました。

まずは、ビデオ流出事件の概要の映像が流れた後での各人のご発言。

寺島実郎氏(日本総研理事、三井物産戦略研究所所長)
「確信犯だ。現場のフラストレーションが高まっているのも事実。ただ、どっちがぶつかってきたかというのは尖閣の問題の中では大きな事案ではない。

アメリカが日本の立場に立つという答弁をアメリカの高官から引き出して良しとするとするのは誤りだ。アメリカは(実効支配している)尖閣の日本の施政権を認めているが、二国間の領土紛争には関与しないという、戦略的あいまいさを持っている。

そんなアメリカを頼りにしても尖閣は解決しない
近隣のアジア(諸国)とどういう信頼関係を築くかがポイント

中国はかつてこの問題(尖閣)は次の世代の英知に委ねましょうという懐の深さがあったがその余裕がなくなっている。日本が主体的に問題を解決していこうとする姿勢がないといけない。」

浅井慎平氏(写真家)
ビデオをすぐに公開しなかったのはそれだけの理由が政府にあったはず。それを明確にすべきだ。

西崎文子氏(成蹊大教授)、中村逸郎氏(筑波大学院教授)は、それぞれ、情報の管理のあり方、日本にいる一般の中国人への配慮を求めた。

ビデオ問題はこれだけで、話題はこの後北方領土問題に移った。ここでも、寺島氏は以下のようなご発言。

寺島
「米露関係はいい状態にある。われわれはそれぞれの問題を
単独の二国間で考えず、尖閣なら背後の米中関係を、北方領土なら、背後の米露関係をよく吟味した上で、わが国の原則を貫かなくてはいけない。」

岸井成格氏(毎日新聞主筆)
「ここまで踏み込んできたことは今までにないこと。ということは今までの姿勢では解決しないということだ。」

今回の寺島氏の発言はよく理解できますね。
ただ、尖閣を鄧小平氏が棚上げしたことは、懐の深さではなく、綿密に練られた中国の侵略の第一歩であるという事実を忘れていること、アメリカを頼っても問題解決はないのであれば、具体的にどうするのか、という点での踏み込み不足です。集団的自衛権の問題や憲法改正までに触れられれば勇気をかうのですが。

ビデオ問題に関しては浅井氏の発言が多くの国民を代弁していたようです。また、岸井氏の言うこともごもっとも。
菅政権が自民党政権と基本的に同じ姿勢でこの問題に向き合ってもまったく問題は解決しない、先方が境界線を踏み越えて新たな展開を仕掛けてきたのだから。

それにしても、外交は相手が弱っているときに攻勢をかけるというのはホントだね。菅政権続く限り、次から次へまだまだきそう。

振り返れば、わが国は今まで、あんなに中国ODAで貢献したのに、このざま。それこそ戦略的互恵の発想がこのころのチャイナスクールの連中にはまったくなかったのだな。これなら誰だって外交官は務まるでしょう。日本の金が、技術が、のどから手がでるほど欲しい時期があったはず、そのときチャイナスクールの方々は何をしていたのか。

ロシア(旧ソ連)しかり。ゴルバチョフ、エリツィン時代の
混乱期にもっともっと攻勢をかけるべきだった。

今はむかし・・・


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