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マザーテレサ ☆ ホームズ

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マザーテレサ ☆ ホームズ

2006年08月29日
マザーテレサと日本

ホームズ、今日の「とっておき話」の
ホームセンターからは・・・


今日はあるものの名前を考えなくてはいけない仕事で
した。子供の名前はもちろん、商品や仕事道具でさえ
いったん名前をつけるというのはけっこう難しく悩ま
しい作業ですね。

昨日ご紹介したマザーテレサ、テレサは修道名ですの
で、本名は違います。本名は、アグネス・ゴンジャ・
ボアジュというお名前。「花のつぼみ」との意が込め
られたこのお名前は、テレサという修道名をいただい
た後は語ることがなかったようです。しかし「つぼみ」
はやがて、「愛」とは何かを体現するにふさわしい大
きな花を咲かせたのでした。

マザーテレサが1981年来日された時の、日本や
日本人に向けたメッセージ
のいくつかをご紹介しま
す。


○日本人はインドのことよりも、日本のなかで貧しい
 人々への配慮を優先して考えるべきです。
 愛はまず手近なところから始まります。

○人間にとって最も大切なのは、人間としての尊厳を持
 つことです。パンがなくて飢えるより、
心や愛の飢
 えのほうが重病
です。豊かな日本にも貧しい人はい
 ると思いますが、
それに気づいていない人もいるでし
 ょう

  
○人生は愛すること。そして、愛されることの喜びその
 ものです。愛は「与えること」で、一番良く表現され
 うるのです。そして、いま学びにあるあなた方は、こ
 の「与えること」が痛むまで「与えること」を学
 ぶのです。何故ならば、これこそが本当の愛の証だか
 らです。
 (上智社会福祉専門学校・創立25周年記念誌へのメッ
  セージより) 

○「汝、隣人を愛せ」とは愛が身近な人々から始まると
 いうことであり、
日本の貧困を見捨てて海外の貧困
 を救済するの輩は偽善者なのです。
日本人なら、ま
 ず 日本人に手を差し伸べるべきです。

○「日本に来てその繁栄ぶりに驚きました。日本人は物
 質的に本当に豊かな国で す。しかし、町を歩いて気
 がついたのは、
日本の多くの人は弱い人、貧しい人に
 無関心です。
物質的に貧しい人は他の貧しい人を助け
 ます。精神的には大変豊か な人たちです。
物質的に
 豊かな多くの人は他人に無関心です。精神的に貧
 しい人 たちです。
愛の反対は憎しみとおもうかもし
 れませんが、実は無関心なのです。 憎む対象にすら
 ならない無関心なのです。」 
 (カトリック東京大司教 白柳誠一枢機卿 
          マザー・テレサを偲んで より)


最後のメッセージを読んでから、その上のメッセージ、
さらには一番上のメッセージを読めば、ここで言ってい
る「日本の貧困」が物質ではないことはすぐに分かりま
すね。

マザーは限られたひと時しか日本にはいませんでしたが、
日本の病根を鋭く感じ取っております。
ここ数日の痛ましい事件、事故を思うとき、僕たちの国
はその当時の状況から一向に脱していない、むしろ悪化
しているように感じます。

本来、宗教心あふれ精神的にすぐれた民族であると思う
のに一体どうしたことなのでしょう。

公教育では、「宗教」に触れるのにとても神経を使うと
聞きます。また給食前の「いただきます。」と手を合わ
せることすら禁止している学校もあると、過去の報道で
知りました。

「差別のない平和主義教育の推進」の理想を盾に、一部
の無神論者や共産主義思想支持者が、日本古来の宗教や
文化(精神文化を含む)を否定している面が強くあるよ
うです。教育現場では、全教や日教組などの教職員組合
がその役割を担っているのは産経新聞の報道などでも明
らかです。

日本の教育(公教育、家庭教育、地域教育)を初めから
やり直さないとすごく危険なことになる、と今さまざま
な報道に接して痛感します。

マザーテレサの言葉、というよりは「神」が日本に発し
たメッセージを、今また再考すべきときがきたのかなと
感ずるこのごろです。

 


 


2006年08月28日
マザーテレサ

ホームズ、今日の「とっておき話」の
ホームセンターからは・・・


マザーテレサと聞くと、「愛の奉仕者」とか「聖母
の生まれ変わり」などとの表現がいくつも用意される
最も敬愛され、世に知られたシスターでしょう。
確かにその通りですが、いくつかの彼女の自伝や語っ
た言葉からは、決して浮世離れした「聖人」ではなく、
現世を鋭く見据えたリアリストの性格が見つけられま
す。

マザーテレサの言葉から。

「ガンジーは、キリストのことを知った時、興味をい
 だきました。しかし、キリスト信者たちに会って、
 がっかりしたそうです。
 キリストに近づこうとしている人たちにとって、キ
 リスト信者たちが最悪の障害物になっていることが
 よくあります。言葉だけきれいなことを言って、自
 分は実行していないことがあるからです。人々がキ
 リストを信じようとしない一番の原因はそこにあり
 ます。」
   (マザー・テレサ愛と祈りのことば より)

クリスチャンの方はきっとドキッとされた方が多いの
では、と思います。
なぜなら、親子関係、嫁姑関係など近しい人間関係で
悩むキリスト者は多く、ノンクリスチャンから見ると、
意外だったり、幻滅したりする事が多々ありますから。

 ・ ・ ・ ・

産経新聞に曽野綾子氏が掲載中の「透明な歳月の光」
というエッセイ、215回目は、「相手を見て物を言う
「お年寄りいじめ」テレサの祈り「愛」届け」とタイ
トルがつけられていました。
そこで、紹介されていたマザーの言葉

「死にかけている人、障害をもつ人、心を病んだ人、
 必要とされない人、
 彼らは変装した神なのです。」

・・・これは効きますね〜。ホームで寝たきりの老人
に平気で暴言を投げつける介護者、年老いて何もでき
なくなった義父母を迷惑そうに世話する家族、
でも実はその人たちが「神」なら・・
果たしてそんな応対ができるでしょうか・・

「愛」は今や、われわれ日本に、いや世界にあふれて
います。愛をテーマにした小説、ドラマ、映画・・

曽野はマザーの「どこでも愛を広めましょう」という
言葉を紹介し、愛の大切さを訴えてこのエッセイをし
めるのかと思いきや、最後に、上記の言葉に続く次の
一行を紹介し、エッセイを閉じます。

「(どこでも愛を広めましょう)
          まずはあなたの家族から

 

慈愛とユーモアに富み、真にリアリスティックな目を
持っている二人のキリスト者にはただ脱帽であります。

ここで、ユーモアあふれる曽野綾子氏のインタビュ
 ー記事が読めます。)

 


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